ゼフィランサス Last Updated 2017.06.17
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竹内正道著作集

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  雑著 Miscellaneous  

平成22年 年頭所感  平成21年  平成20年  平成19年  平成18年  行学二道の精進

   

 

 

 

VOL.137  冬至 雪下出麦  2010.1.1

 

椿

 

        謹賀新年 平成二十二年元旦


 謹んで新春の御慶びを申上げ、旧年中の妙法寺護持のご芳情に心より感謝申上げます。

 本年の干支は庚(カノエ)寅(イン)でありますが、庚は更(あらた)まるの意で、自ら新しいものに改まる年であり、寅も万物が芽を出し始める時のことであります。厳寒の環境で厳しさを意味する年でもありますが、ここ数年低落状態の日本ですから、新しい芽を温め育てる努力と忍耐の必要な年を意味しています。

 法華経に「不惜身命」という言葉があります。身命を惜しまず努力して衆生済度につとめることを教えているのですが、最近では、この言葉も遣いかたを間違えて自分の利益や名誉のため、金儲けのために粉骨砕身の努力をすることの意味と捉える文献が多くみられます。仏様も驚いておいでだと思います。法華経流布のため、本当の意味での不惜身命で生きることを新年にあたりお祈りしましょう。

 日蓮聖人は「命を大切に一日なりともこれを延ぶるならば千万両の金(こがね)にもすぎたり」と述べられています。命を大切に正しい信仰によりお題目の輪を広げる年になればとお祈り致します。

 本年もよろしくお願い申上げます。


                                                 合掌

                                     妙法寺住職  竹内 正道




        平成二十二年  妙法寺 年中行事

    一月 九日 新年度評議員会   七月二十五日 妙見夏祭り
    二月 三日 星祭り法会     八月 十六日 施餓鬼法会 
    三月二十日 総供養法会     九月二十三日 秋の彼岸会
    四月十五日 妙見法話      十月 十五日 妙見法話
    五月十五日 妙見法話     十一月 十三日 御会式法会
    六月十五日 妙見法話     十二月三十一日 除夜の鐘

 

    妙法寺ホームページはこちらへ
    http://homepage3.nifty.com/myouhouji/index.htm
 

 

 

 

 

 

 

 

 

VOL.135  2009.1.3

 

 

        己丑 新春のご挨拶

 

 平成21年の新春を寿ぎ、謹んでごあいさつを申し上げます。

 今年は「立正安国論」奏進七百五十年正当の記念すべき年であります。

 日蓮聖人の鎌倉時代は、戦乱で明け暮れ天災地変も多く、飢餓疫病が重なる「悲しまざるの族(やから)一人もなし」の悲惨な世相でありました。このような時代を背景に、日蓮聖人が法華経の教えにより現世安穏、五穀成就、天下泰平でこの世が浄土になるよう北条時頼に奏進されたのが「立正安国論」です。

 そして苛烈な弾圧の中での信仰実践、法華経布教は深く人の心を捉えました。日蓮聖人の如来使法華経の行者の生き方は地涌の菩薩であり、暗黒な前途を照らす光明のように混迷を救済されました。

 七百五十年を記念し、身延山では世界平和多宝塔建立、京都博物館では日蓮聖人展が十月十日より開催されます。妙法寺でもインドの石材を用いて永代供養塔も兼ねた多宝塔を建立、三月頃落成の予定です。本年も例年のように以下の年中行事を計画しています。

 さて本年は丑年です。「牛のよだれ」、「牛の歩みも千里」のことわざのように、根気よく持続し、地道な信仰で妙法寺と総本山護持発展のため合掌の輪を広げたいものです。丑年にちなみ異体同心のご援助をお願い申し上げます。

 厳しい現実を「和」の心により一日一日を大切に暮らしましょう。
皆様の御多幸をお祈り申します。

                                                 合掌 

                                         平成二十一年元旦

                      妙法寺住職 法華宗真門流宗務総長  竹内 正道

 

 

 

 

  

 

 

VOL.131  2008.1.1

 

 

        戊子 謹賀新年


 謹んで新春のお慶びを申し上げ、皆々さまの御健勝と御隆昌を祈念いたします。

 戊は草木が繁茂して盛んになること、子は新しい生命の萌え始めることを意味しており、「子」の字をネズミにあてるのは、ネズミのものすごい繁殖力の旺盛なことによります。

 平成20年は子年で十二支の一番目、旺盛な年と言われていますが、ネズミの研究家によると、1つがいのネズミは一年間に1154匹になると言われています。

 昨年の世相を表す字は「偽」で、殺人事件と災害の多い生命軽視の甚だしい一年でありました。「偽」や「鬱」の多い昨今ですが、新年は希望に萌え旺盛な生命力ある年になってほしいものです。

 さて、昨年は2月に釈尊が成道された聖地ブッダガヤで開催された釈尊生誕2250年大祭に出席したり、8月の「比叡山宗教サミット世界宗教者平和の祈りの集い」や11月の「第40回全日本仏教徒会議」などに全日仏評議員として参加させていただきました。世界の宗教と国際社会の状況を各国の宗教者代表から直接聞く機会を得ましたが、環境破壊、貧困差別、災害と戦争、テロ等悲惨を極めた報告が多かったです。

 そして解決は人間の心の中にある霊性、仏性、宗教心を高める以外にないと宗教者の自覚を促すものであり、特に恵まれている日本の宗教に対する期待が大きいと感じざるをえませんでした。

 日本は伝承された技術、芸術、道徳、倫理の国であります。きびしい現実がありますが、法華経の教えを信じ、お題目をお唱えして心豊に向上心をもって自分の心の中にある仏性にめざめ、自他ともに幸多い年になりますようお祈りいたしましょう。

 本年もよろしく御支援御鞭撻をお願い申上げごあいさつといたします。


                                           平成20年1月1日

                                      妙法寺住職   竹内 正道
 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

VOL.125  2007.1.1

 

        亥年の新春を祝して


 謹んで新春のお慶びを申し上げ皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。
本年は、亥年でございますが、動物ではイノシシの字が充てられています。猪は多産で成長が早く、集団で行動し忍耐強く用心深い性格で、知恵もあり家族思いであるといわれております。そんな猪の年でありますので、少子化や家庭崩壊、少年犯罪多発の状況から脱出する年になればと祈る思いでございます。

                                            平成19年 元旦

                                       丹波 妙法寺  竹内正道

 

 

 

 

 

 

VOL.119  2006.1.1

 

 

        年頭所感
                                        
 

 丙戌の新春をお慶び申し上げます。

 日蓮大聖人は、お正月のはじめに法華経を供養する心がすべての事始めであると仰せになっています。古くは正月には先祖の魂を迎えて祭る行事で盆に対応するものであったようですが、盆が仏教の行事になり、正月は年神を迎え新年の豊作を祈るようになりました。

 元日から七日までを松の内、七日を七草の節句、十五日は小正月としてお祝いをしています。一般に正月は初詣をしますが、神社仏閣にお参りをして一年の無事と平安を祈ります。その祈りは法華経を読誦し、お題目でなければならないと仰せになっているのです。お正月元旦は一家揃って仏前に合掌し、お題目をお唱えして今年の事始として下さい。

 アインシュタインは「日本人が神仏崇拝という尊い精神を持ち、家族という尊い制度を持っている」ことに神に感謝したいと言っておりますし、ヨーロッパ共同体を提案したカレルギーは「恥をかいて生きることよりは名誉の為に死ぬことがより美しく、盗みを働いて金持ちになるよりは貧しくあることが人間本来理想の生き方であり、日本人はそれを大切にしている」と言って日本人を評価していますが、昨今の日本人は何故こんなに酷いことになったのでしょうか。

 国会議員とか大学教授、一級建築士、塾講師の女児刺殺、耐震強度偽造、無残な殺人事件など「人の道に外れた」凶悪事件が多く、まさに日本は有史以来の危機です。その要因は何か、われわれ仏教徒は何をすべきかを新春にあたり誓願したいものです。

 現代の日本の教育は個人が生存競争に勝つための学力をつけることが中心で、極端な個人主義となり、高学歴はよい就職のためであり、働く目的は金儲けと享楽の追求であり、そのためには家族の絆も犠牲にされましたので、共存への安らぎが奪われ、人々の心は孤独になってしまい、子供の心が荒れています。民主主義の世の中では、価値観が多様化して「オレはオレ、お前はお前」と価値が相対化して価値基準がなくなり、自由も平等も身勝手に理解しているものが多くなりました。

 自由は個人主義で身勝手な人には拘束の無いこと、開放されることでしかなく、「倫理や道徳」から開放されることとなり、家からも、先祖からも、家族からさえも開放されることを自由だと思っています。「やりたい」と思うと「善か悪か」の判断をして、悪いことはしないという道徳心がなくなってしまうと限りない欲望のままに動物的、本能的になり目で見えるもの以外は認めない拝金、拝物主義となり、こんな人が増加して、餓鬼、畜生の世の中になりました。こんな親に育てられた子が「人を殺してなぜ悪い」と平気で言うのです。「不殺生」を聞いたことが無いし、自分勝手を人権だと思い、生命の尊厳も、生命連鎖も親孝行も教えられていないのです。

 自由とは身勝手ではなく、自律心と他に対する責任があり「思いやりの心」が最も大切であることを知らなければなりません。
 仏教を信仰するものの誇りと信念をもって社会浄化に使命感を持って実践しましょう。
 人間の一生は短いものです。人にとって重要なのは何をしたかではなく、どのように生きたかということです。日蓮大聖人の教えにしたがって法華経精神で本年も一歩でも二歩でも精進いたしましょう。

 

                            立正会報  第37号    平成18年1月1日

                                         妙法寺  竹内正道

 

 

 

 

 

 

 

 

VOL.120  2006.5.15

 

  行学二道の精進と時代にあった布教の実践

 

   御生誕八百年にむけて

 法華宗真門流では「高祖、開祖の御心にかえろう。合掌しあう友をつくろう」のスローガンで合掌運動を展開しております。昨年十月には、後柏原天皇より「法華宗日像菩薩正統一門之開闢常不軽院日真者称大和尚也」との御宸翰を賜わりましてより五百年の聖年をむかえ慶讃法要を厳修いたしましたが、天皇陛下より御供物を御下賜いただきまして、御叡慮に報謝しつつ厳粛に記念法要をつとめさせていただき、日像菩薩や開祖の不惜身命の艱難、御苦労を想い破邪顕正、四海皆帰妙法の誓いに邁進する願いをあらたにいたしました。

 これから日蓮聖人御生誕八百年にむけて、宗門護持興隆、合掌運動を展開しなければなりませんが、行学二道の精進と今の時代にあった布教の実践が必要なことはいうまでもありません。「行学の二道をはげみ候べし、行学絶えなば仏法あるべからず、われもいたし、人をも教化候え、行学は信心よりおこるべく候」の御教示はどんな時代になっても大切だと思います。信心と信念の教学を樹立し、時代のニーズに合致した布教を推進しなければなりません。この聖年を期にホームページによる布教も開始いたします。

 さて、現在の社会が危機的状況であるという認識は誰でも感じていることですが、国際競争力の低下、不況、失業、財政の悪化、特に治安の悪化は生命軽視の風潮となり、環境問題とともに極めて深刻になってきました。中国の李鵬元首相がオーストラリアで「日本をこのままの状態にしておけば二十一世紀には国の存在が急速に融けて地球上からなくなってしまう」と公言していたことが現実のことになるのでしょうか。「国際化」とか「グローバリゼーション」のうたい文句につられて、日本は国としてのアイデンティティーを喪失して急速に融けてなくなるのでしょうか。

 明治維新は文明開化に流されることなく、「和魂洋才」で日本の独立自尊を主張して近代日本を形成したのですが、大正時代以降になると日本の心を忘れて「洋魂洋才」を主張するものが多く、ついに戦争の敗北ということになりました。そして、その後の経済成長で「無魂洋才」となりエコノミックアニマルの国といわれていましたが、これもバブルの崩壊で「無魂無才」の危機の時代をむかえたのです。

 

    社会問題への統一見解、統一行動を

 現在の日本は、明治維新よりももっと大きな変革期に突入しています。少子高齢化はついに毎年六十万人づつ人口が減少して百年後には、人口が半減することがほぼ確実になってきました。土地も財産も価値を下げて、その日の生活にも困る人が急増しています。若者のフリーターが四百五十万人になっており低所得層が増加していますし、精神病予備軍や覇気のない若者がどんどん増加しています。環境の問題も宇宙空間の有機物に含まれているウイルスの報告もあり、宇宙空間に異変が起っており、天災人災が急増するともいわれております。

 今までの常識は非常識となり、世の中は「大濁世、大混迷の時代」です。先哲が「宗教を失った社会は道徳も崩壊し、人間は知的野獣となる」と予告した精神的危機に、われわれはあまりにも多岐にわたる課題の前に無力感にうちひしがれてしまいます。
 しかしながら、「知法思国の伝統と死身弘法の学風」を継承したわれわれの使命を再認識して、立正安国の大法宣布に精進したいものです。かつてない混迷の社会で布教活動を実践することは不惜身命の信念が必要ですが、そのためには現代の社会に適合する教学が不可欠です。

 実証的な研究や歴史学的な研究は相当な成果があり、多くの論述が発表されていますが、それらの成果にたって、現代に宗祖がおいでならどうされたかという価値観の生きた教学が必要です。脳死・環境・テロ・人権などについて、あるいは男女共同参画社会についてどのように対応するかの統一見解がほしいものです。
 その課題で統一見解が成立すると門連の僧俗を喚起させることができ、統一行動も可能となり、立正安国の輪が広がります。


    一切の大事の中に国の亡ぶるは第一の大事なり

 日蓮聖人は日本が世界に類例をみない国であることを鎌倉時代に見抜いておられました。「一切の大事の中に国の亡ぶるは第一の大事なり」といわれており、われわれの生き甲斐の根幹である日本人の精神の大切さを主張されたのです。
 今の日本は教育の荒廃、少年犯罪の増加、家庭の崩壊、児童虐待、環境破壊、そして何より愛国心も規範意識もないものが増加してきた精神的危機の時代であり、「国が融けてなくなる」のかも知れないのです。

 日蓮聖人は災害と政治の混乱の時代に大衆の苦悩を憂い、国が亡ぶるのを憂いて迫害にひるむことなく仏国土実現に生涯を捧げられ日本人の心を覚醒されましたが、日蓮聖人の法華信仰の原点にたって、その精神を蘇らせる精神が最も必要な時ではないでしょうか。
 日本の仏教は世襲制で寺が相続されるようになり、儀礼と慣習に埋没し、葬祭中心に運営されていますので、精神性が衰弱しています。日本が融けてなくならないうちに、日本の心を蘇生させなければなりません。立正安国の精神で蘇生を願う人が次々と地より湧出されることを願うものであります。

 本宗では「人類永遠の平和のため宗祖開祖の教義を宣布」することを目標にかかげていますが、これを理念だけで終わらせないように宗祖開祖のみ心に帰り、五百年の風雪に耐えた伝統を遵守しながら、日蓮聖人門下連合会との連帯を深め、諸課題を解決して合掌運動を実践していきたいものと念じています。

 

「日蓮聖人門連だより」  第29号  平成16年2月16日
法華宗真門流宗務総長  竹内正道

 

 

 

 

 

 



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